給湯器選びで失敗しないコツ

価格を抑えるポイント

給湯器は、種類によって価格も異なりますが販売店さんによって価格が異なります。同じ給湯器で価格が安い方を選ばれるのは当たり前だと思いますが、今使っている給湯器と同じで本当にいいのでしょうか。

今の給湯器の機能を全て使っていますか？もしかしたら使ってない機能やいらない機能などもあるんじゃないんですか？

無駄ない号数選びで節約

給湯器には号数と呼ばれる給湯能力（出湯）上限があります。現在業務用給湯器以外で主流となっているのが、16号・20号・24号の３種類です。

お使いの給湯器が24号の場合、交換機種として24号を選ばれるのが良いと思います。今までと違いはありません。

ご存知の方は少ないかもしれませんが、蛇口（水栓）やシャワーなどにも水・お湯を出せる上限があるのです。

キッチンとシャワーなどの同時使用時には号数が多いほど、それぞれの場所での湯量が減る量は少なくなります。同時使用が少ないお宅は、号数をワンランク下げて、節約するのも良いと思います。

無駄ない機能選びで節約

ふろ給湯器（追い焚き付）や温水暖房付ふろ給湯器（追い焚き付）に必ず２種類のおふろ沸かし機能があります。おふろ沸かし機能には、全自動（フルオート）と自動（オート）があります。よく勘違いされる方が多いのが、全自動だから自動でお湯はり出来ると思われる方がいるようですが、お湯はり機能はどちらもついております。主な違いは、浴槽を自動管理（自動保温）中に湯量から温度まで管理してくれるのが（全自動（フルオート）です。お湯はり時の湯量を保ちつつ、温度もお湯はり時のまま。いつ入っても温かく快適というのがいい部分ですね。ですが、自動足し湯（浴槽湯量を一定に保つ）機能は不要と考えられる場合もあります。浴槽は、殆ど使わないけどたまに入るという場合や一回入ったら捨てるというお宅には自動（オート）タイプでも良いと思います。

給湯器には、暖房機能付のタイプもあります。新築から設置されている給湯器で床暖房がついていたり、浴室暖房がついていたりする場合があります。床暖房は使わないけど、浴室暖房は使うという方もいるかもしれません。浴室暖房だけご使用される方用の給湯器もあるんです。浴室暖房はあまり使わないけど、床暖房は使うという方は床暖房対応形になってしまいますが間違った給湯器を選ばれると床暖房が使えない場合もあります。注意が必要です。

価格の抑えるには、しっかりと選ぶ事が重要です。同じ給湯器を選ばれるのが一番ですが、価格の違いが大きい場合もあります。急な故障時に販売店任せにならずにお客様自信で選ぶことも節約の基本です。

種類から選ぶポイント

給湯器には、色々な種類があって選ぶのが大変と思われている方も多いかもしれませんが、そんなに難しくありません。給湯器の種類をご理解されたら簡単にお使いの給湯器から交換機種もお選び頂けます。

給湯能力によって選ぶ

給湯能力というのは、給湯器が出湯出来る湯量の上限の能力です。給湯能力にも３種類あります。

「16号」・「20号」・「24号」の３種類です。一般住宅向けのタイプは、24号が上位となりますが業務用給湯器には32号などもあります。今回は、一般住宅向けの給湯器の話のみになりますので「16号」と「２０号」と「24号」の話をさせて頂きます。

そもそも、号数とは一体なんだろうと思われるかもしれませんが、至って簡単です。給湯器が1分間に出湯出来る湯量を示します。例えば、16号なら1分間に16L出湯出来るという事です。　２０号なら２０リットル、24号なら24リットルですが、ではぞれぞれ号数の違いによって何が変わるのかといいますと1分間の湯量の違いはありますが、シャワーとキッチンで同時にお湯を使用した場合に16号だと湯量が少なくなります。

シャワー使っている時にキッチン使うとシャワーが弱くなるのがこの現象ですね。16リットルを2ヶ所で使用すると今まで16リットルの範囲で余裕を持って使えていたシャワーがキッチンを使うことによってお湯を奪われてしまうので、弱くなります。

お使いの号数で、湯量不足だなと思われているならば号数アップするのも良いと思います。

不必要な暖房

給湯器には、温水暖房機が使えるようになる給湯器もあります。温水暖房機とは、「温水床暖房」や「温水浴室暖房乾燥機」、「温水暖房エアコン」などがあります。近年、集合住宅や戸建住宅などでも床暖房を標準で設置されているお宅が増えております。ですが、床暖房をご使用されていないという方もいらっしゃいます。給湯器には、暖房機能付のタイプは2種類あります。床暖房と浴室暖房が使えるタイプと浴室暖房だけ使用できるタイプです。

もし、床暖房は使用されていないが浴室暖房は使っているという方は、浴室暖房だけ使用出来る暖房機能付給湯器へご変更されるのも良いと思います。